アメリカのガス問題~種火~
私が今暮らしているところのキッチンはガスコンロで、ヒーターもガスヒーターです。ちなみにアメリカのキッチンコンロは電熱線かガスが多いそうですが、今のところ私が伺ってきたお宅ではガスコンロしか見ていません。地域差もあるのでしょうか…。
今回は私が経験したガス問題について紹介したいと思います。
種火がずっとついている
現在住んでいる家(よく言えばワンルームのスタジオ、悪く言えば小屋(笑))には8月末から住み始めました。9月になっても30℃を超えることもありましたが、日本とは違って乾燥していたので、扇風機だけでやっていましたが、なんかヒーターの近くが暑い気がしていました。引っ越してきてからヒーターなんて一度も触ってないのに何が起きているのかと覗いてみたら…
なかなかにしっかりした火がついていました。何これ?と思いながら調べてみると、どうやらアメリカはパイロット(種火)がつきっぱなしなのが普通だと知りました。パイロット用のガスは僅からしいので安全ということでしょうか…。それでも、ガスって使わないときは元栓から閉めるものだと思っていたのでびっくり。
とりあえずこの種火でさえも暑く感じたので、このときはガスの元栓をひねって消しておきました。
ガスヒーターがつかない
11月末くらいから私の住むイーストベイエリアも寒くなってきたので、そろそろヒーターをつけようということになりました。元栓つけてダイヤル回せばつくでしょと思い、試してみたけど点かない。どうやら例の種火から点ける必要があるらしい。我が家のヒーターのダイヤルはこちら。
似たような雰囲気のダイヤルだったのでこちらの動画を参考に再チャレンジしました。
Turning On Pilot Light On Old Heater.
が、点かない。だいぶ部屋も寒いし暖房なしの生活は辛すぎる。もうAmazonで電気ヒーターでも買ってしまおうかとも思ってました。しかし、夫がお世話になっている日本人の方にヒーター点かない話をちらっとしたらチャッカマンとかで火をつければいいんだよと助言を頂きました。
たしかに夏に種火を見たこの小窓開きそう。ここから直接火を入れればいいんだ。ということになり、急いで近くのスーパーで2~300円のチャッカマンを入手!
ここでビビり慎重派の私たち夫婦(特に夫)は、今この小窓の先はガスが充満している状態でそこに火なんてつけたら爆発するんじゃないかと思いました。1日ガスを止めて小窓を開けっ放しにして中のガス臭さが消えるのを待ちました。
そして、再度動画の通りに事を進め、意を決して着火!!パイロットが点きました!!無事に暖かい空間が生まれました。
ガスコンロが突然点かない
こちら我が家のガスコンロです(汚いですが、引っ越してきたときはもっと酷かったです)。小さい家なのに4口です。料理好きの私としてはとてもうれしい。
毎日使っていますが、先日突然右の二つが点かなくなりました。ガスが出なくなっているのかなと思い、ゴトクのところにチャッカマンを近づけてみたら普通に火が付きました。しかし、それを消したあと、再度点けようとしても点かない。ガスヒーターのパイロット問題経験者の私たち夫婦、これもパイロットが関係しているんだろうなとピンときました。どこにパイロットがあるのか僅かな隙間から覗いてみましたが、夫が開くんじゃないのと言い出すので恐る恐る持ち上げてみると…。
開きました!が、汚すぎて引きました。これ絶対引っ越してくる前にお手入れしてくれてないです。表面もなかなかに汚かったですが、中やばい。
とりあえず、種火をチェック。コンロの間に種火がいます。この写真は点火後撮影しましたが、やはり右側の種火が消えていました。わたしたちの救世主、チャッカマンで点火!無事に種火が点き、コンロも使えるようになりました。
なぜ種火は消えた?
謎です。いつも通り使っていたし、全く変わったことしていません。今回はお昼には普通に使えていて夜に使えなくなっていたのでそんなに長い間消えていたわけではなく、ガスのにおいもありませんでした。が、一晩中とか長い間、種火が消えていたら…種火用のガスは僅かとは言われていますが、ずっとガスが漏れている状態というのは不安。一応ガスセンサーみたいなものがあるからそれでオッケーということなのでしょうか。ちなみにガスコンロの元栓の位置はどこにあるのか不明です。今後は消えないことを願うばかりです。
ガス問題、新しいモノならこんなことにならないのかな…。とりあえず、チャッカマンでなんとか切り抜けられますので、お家がガスの方はチャッカマンをおひとつ持っておくことをオススメします。